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業務効率化のタネは意外なところに。
建設現場におけるIT活用のススメ

仕上げ検査

建設業界の人手不足や労働基準法の改正が進む中、生産性向上は待ったなしの課題です。ITやロボットなどを活用する「建設テック」に沸く一方、「大がかりな企画はなかなか社内で話が進まない」「大手の様にロボットの開発などの費用は捻出できない」「自分達ができる生産性向上策は限られている」という声も聞こえてきます。

そこで本記事では、意外なところに眠る生産性向上の”タネ”の見つけ方や、それらに対応したITツールについて、ご紹介します。

お役立ち資料
「成功の秘訣」を押さえればうまくいく!
現場のIT活用 3つのポイント
IT活用の効果は、100% or 0%ではない

ここ数年、「AI」や「デジタルトランスフォーメーション(DX)」「ロボット」等のテクノロジー用語を耳にする機会が増えました。

メディアなどでの取り上げられ方も手伝ってか、「AIが全部業務をやってくれる時代が来る」「この業務はロボットでは絶対にやれないから、これからもずっと残る」といった、極端な議論がされがちです。

この傾向は、建設業界で業務効率化を考える際にも当てはまるようです。

例えば「積算はAIがやれば100%無くなる」「仕上検査はロボットではできないから、効率化の対象外。これまで通りにやるしかない」といった具合です。このように捉えてしまうと、議論が抽象化するだけでなく、本当は効率化できる業務、つまり”効率化のタネ”を見落としてしまいがちです。

 

ではどのような視点で見るべきなのでしょうか?

「業務」は複数の「作業」からできている事に着目する

当たり前ですが、「業務」は複数の「作業」の組み合わせです。そこで、一度業務フロー全体を、作業レベルで紙に書きだしてみる事をお勧めします。

例えば、仕上検査業務を例にとってみてみましょう。仕上検査というと、「建設現場を巡回して仕上状況を目視」「チョークやポストイットで指摘箇所をマークする」「写真を撮る」「図面にもメモする」・・・・・というシーンを思い浮かべるかもしれません。

確かにそれらをAIやロボットがやろうとすれば、多大な研究・開発コストや時間が必要そうで、難しそう・・・となってしまいがちです。

しかし、実はその作業の前後にも、「最新の図面を用意して、検査員分印刷する」「検査後、検査員の指摘内容を、マスターとなる図面にまとめる」「マスター図面を協力会社の数だけコピーする」「協力会社ごとの指示書として、該当箇所にマーカーを引く・・」といった前作業・後作業が存在する事がわかります。

実はこのような場所にこそ、ITによる効率化が図れる”タネ”が眠っている可能性が高いのです。

ITによって効率化できる作業を見極める

作業をリストアップしたら、現状その作業に要している時間を記入し、実態を把握します。実は意外とこの作業を飛ばしがちで、ITツール導入失敗の原因にもなります。

例えば、難易度は高いが時間はそんなにかかっていない作業を、「手間がかかっているという印象」で、効率化すべき対象作業と判断してしまうケースです。

これでは、ITツールを導入する事はできたが、実はそんなに効率は上がっていない、という結果を招く恐れがあります。逆の場合も同様で、「簡単だ」と思っていた作業が、思いの外時間がかかっていた、というケースもあります。

実態を時間や人数で算出するなどして、効率化すると効果が大きい作業を冷静に見極める必要があります。

<PR>事務所に戻ると是正指示書ができている⁉仕上検査支援アプリ「LAXSY」

LAXSY(ラクシー)は、指摘事項の入力・管理の簡素化や、是正指示書の自動作成など、仕上検査に特化した支援アプリです。図面はLAXSYの中にあるので、事前の印刷は不要です。指摘は是正状況に応じて色別で管理されるため、状況が一目瞭然。

さらには、複数の検査員が登録した指摘を自動的に統合した上で、

①是正指示書 ②検査結果報告書 ③完了報告書といった3つの帳票も自動的に作成されます。

これまでに、2時間かかっていた是正指示書の作成が、印刷の5分だけで済んでしまう等、大幅な作業時間短縮に成功した例などもあり、大変好評を頂いております。

意外なところに眠る「効率化のタネ」を見つけ、解決による効果の高さを見極め、解決向けた適切なツールを選択する――。

「業務」としてとらえると規模が大きくなりがちで、なかなか動きだせないという方は、この機会に一度「作業」に分解してみる所から始めてみてはいかがでしょうか?

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